ノベルでのリアル3

 人間は生きる要求が先にあって、この世に生まれ出るわけだけど、
しかし、この世は先行する世代が作った社会である、どんな社会かと
申すれば、先行する世代が作り出した時間節約運動の勢いが強い
ところである、そこは時計の時間が目安になっている忙しいところだ、
少し前、公民館などの空間は飲食などが雑居したが、今は、借りる
テーマのシンプルさしか許容されない空間となっている、このように
私的企業が占める空間では、整理・整頓が目安となっている、空間を
冷蔵庫の中だと捉えると分かりやすいだろう。

 このような社会の中で、女も男も「国民」として育てられ、女は十八歳、
男は二十七歳まで成長するが、思春期を経て結婚するが、結婚しよう
とする男も女も早老体癖が問題となってくるが、女は出産後、時間節約
運動によって、左右の骨盤が揃う前に、病院を退院させられてしまう、
そのために色々な体の変動が将来に亘って起きてくる、男の性器の
成長は二十二年間かかるが、その時期に頭を使うと、性器のエネルギー
が脳に流れたりするようになるので、行動に移す決断ができなくなったり、
妄想したりするので、四十過ぎの性生活に問題が生まれるが、これらは
行動に移すのに一旦頭にエネルギーを入れる文明化によって、あるいは
性愛において、明らかに江戸の浮世絵と違う、現代の整理・整頓された
空間によって、性に対する体の勘が鈍らせたためである。

 まぁともかく、弥勒菩薩が子を派遣するわけであるが、つまり子を
授かるわけだけど、わたしたちが親から育てられたように育てる
ようになる、人間の成長の時期の分け方は、観阿弥・世阿弥の『風姿
花伝第一 年来稽古条々』が指針となる、それによると、七歳、十二三より、
十七八より、二十四五、三十四五、四十四五、五十有余である、世阿弥
は体が完成した三十歳過ぎで結婚しているようであるが、「序」を合わせ
て目を通すと、胎児期、乳児期、幼児期、小児期までの、つまり七歳以前
における基準が見えてくる、そしてそれを経て、少年期(十二三より)、
思春期(十七八より)、青年期(二十四五)を経て四十四五の初老を迎え
ての要求の転換、つまり、女は十八年間、男は二十七年間経て大人に
なること、健康に生きることは、心も内容が充実しなければならないので、
このぐらいの期間が必要だということで、わたしたちのリアルは、わたしたち
の人間の成長する時間と、時間節約運動に呑まれ流されている時間の、
隙間にある。(つづく)

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