テーマ:ノベル

バルザックの読み方

 バルザックのノベルは、岩波、ちくま、新潮などの文庫で出ている、 ノベルは新しいものとの意味である、わたしたちが国家の国民として 個性のない誰でも質的違いがない個人=数に還元されているから、 個性を掴むきっかけとして読んで頂きたい、つまり読む側がバルザッ クの描写する側の基準を知る必要がある、それで読む基準について 記す。 …
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バルザックは観察でリアルな描写

 バルザックの『シャベール大佐』を読んだ(注一)、十数人がノベルに 登場するが、個人の個性がしっかりと描かれているので、リアルの手 本、彼の観察には頭が下がる。  まず、観察がある、例えば大佐がパイプを無意に投げつける、投げ つけるのは現象だが、その前にパイプを齧(かじ)るには、恰好づけ、 時間つぶし、性欲の調整、冒険など…
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ノベルでのリアル13

 百田尚樹を挙げたが、「国民的作家」と云われる司馬遼太郎も同じ である、国民は彼の歴史における虚構に引かれる。  慶応三年十月に公儀は主権を天皇に譲渡した、そして天皇は主権 者になることを承認した、その権力を纂奪したのが人格的には岩倉 具視、伊藤博文などである、そのグループが十二月のクーデターに よって纂奪したのであって、…
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ノベルでのリアル12

 自民党の勉強会の講師は、作家の百田尚樹(ひゃくた なおき)で ある、このような作家がいるということは、読む側がいるからである。  観察するには観察する側に余剰エネルギーや不平不満の処理が 必要であるので、すでに彼には結論があり、読む側も結論があるのだ。  例えば「沖縄の二紙はつぶさなければならない」という結論が頭の中 …
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ノベルでのリアル11

 マルクス(一八一八~一八八三年)は、バルザック(一七九九~ 一八五〇年)のノベルを読んで育ったそうである、バルザックは同じ フランスのヴォルテール(一六九四~一七七八年)かもしれない、 そして野口晴哉(一九一一~一九七六年)の愛読書はバルザックである。  ヴォルテールは「人間は出生によって区別されない」と主張した人だが、 …
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ノベルでのリアル10

 これまで読み手側を記してきたが、書き手側もあるので記すことにす る。  確かに客観的世界は在るが、マルクスのいうように世界では映像が 逆転し、しかも肉体的差異によって頭の中で再現される世界は異なる のだろうが、観察が的確か否かは、手で確かめることになる。  普段の生活でも機関銃のように話をする人がいる、ブログの読者か…
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ノベルでのリアル9

 坪内逍遥(一八五九~一九三五年)がこれまでの勧善懲悪を否 定し文学の文脈で模写が始まった、以後、写実主義(一九世紀)、 自然主義(二十世紀前半)とつながっていっているが、どこが模写 なんだろうか、考えてしまう、やはり模写の代表はフランスのバル ザック(一七九九~一八五〇年)である、登場人物の設定に優れ ていて、かってに人物が…
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ノベルでのリアル8

 そんなわけで主題は、時間節約運動の現実と一つの住宅に一つの 家族が住む人間の頭を通しての対応である、現実と頭で再現される 「現実」では、ギャップがある、むかしだったら滑稽、現代は喜劇である。  それで体の恰好と顔の形を決める。(注一)  体の波で現れる表の体癖、裏の体癖、潜在体癖を定める、大切なの はこの世に生まれた…
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ノベルでのリアル7

 と、いうことでバルザックは、体つきや、着ている洋服、性格、住んで いる場所や時代(むかし)、そしてその人物の生活の暮らし方や、社会 的地位、年収にいたるまで書き、それで人物たちの個性が呼び起こし て行く世常の譚(ものがたり)が始まるわけですが、彼の中には目に見 えない力が同調したり共震したり、反発したりし合って世界を作り上げ …
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ノベルでのリアル6

 これは西洋から来た文脈だが、ノベルにおける美の基準はリアルで はないだろうか、ここで美はむこうでの三位一体説と絡んでいる、もと もと美を評価できる権能を有しているのが、自然を超越したところの神 ではあるが、むこうの人は神からその権能を奪ってきたらしい、そして そのリアルとは、現実的な事実をありのままに写すことである、それで …
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ノベルでのリアル5

 ノベルでリアルを再現しているのは、バルザックだろう、マルクスとエ ンゲルスも、そのように評価をしている、ただ共産主義運動に身を置い ている集団は、そのように評価していない(注一)、「階級性の抹殺」と 評している、ここでの階級は住民が国民の枠の内に組織されることで 出現する形式だ、マルクスがバルザックを引用している『資本論』では…
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ノベルでのリアル4

 眼が覚めたら起床し、腹が空いたら食べ、眠くなったら眠るというよう に体の要求によって体を使って行けばいい、ところが、明日は早出なの で、八時間眠らなければ、あるいは胃の調子がおかしいので、油こい ものは食べないとか、体を信頼しないことを前提にした行動をする、 家にいる子どもに同じように接する、子どもの要求ではなく親の心配を …
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ノベルでのリアル3

 人間は生きる要求が先にあって、この世に生まれ出るわけだけど、 しかし、この世は先行する世代が作った社会である、どんな社会かと 申すれば、先行する世代が作り出した時間節約運動の勢いが強い ところである、そこは時計の時間が目安になっている忙しいところだ、 少し前、公民館などの空間は飲食などが雑居したが、今は、借りる テーマのシン…
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ノベルでのリアル2

 さて、リアルを模写するノベルについて記してきた、人は生きる要求で 生まれてきている、しかし、生まれ出る所が先人たちの作った社会である。  社会を肯定的に使う人もいるけれど、社会は、会社や同窓会、あるいは 戦友会のつながりのことで、家の先の空間のこと、家の先の空間とは、 水道、ガス、電気、下水、道路などのことだ、その空間が私…
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ノベルでのリアル

 坪内逍遥の『小説神髄』には、仮作物語(つくりものがたり)のジャンル にノベル(小説)があり、模写とある、つまり人間観察をしっかりしなさい、 ということになる。  そうすると、手で触れ、目で確かめるという方法となるが、観察する側 と文字に書かれたものを読みとる側の、両方の問題となる、観阿弥・世 阿弥の「天下に許される」こと…
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ノベル、新しいのは、これだ

 四週タイプ・火曜日生れの人が、十月一日(木)締め切りの原稿用紙 二百五十六枚以上の長編に取り組みますが、ノベルはストーリから始ま りません、生活を暮らすことから始まりますよ、物語を得ようとすると、 その生活の仕方を、そのようにすることなんですよ。  生活を暮らすとは、眠り、起きて床を上げ、排泄し、顔を洗い、風呂に 入り、…
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時間と社会7

 体の波、これに乗る、あるいは使うベクトルは、観阿弥・世阿弥 が記したように「健康」と「幸福増進」である、子どもをどのように育てるか、 大人とどういうようにつながるか、平和の世の中にしていくことができるのか、 そのためにはどういう言葉使いが必要か、どういう態度が必要か、 どういうような体育(からだそだて)が必要かなどです。 …
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時間と社会6

 低潮と高潮で感受性が変わると記したが、同じ屋根の下で生活 を暮らしていて、お互い高潮だと、話し手の話を受け取ってもらえない 可能性がある、それもそうだが、衝突することもある、相手に話を受けて 頂こうとしたら、低潮の時に話を投げ掛けるのである、話し手が高潮 か低潮で、聞き手が低潮の時である。  これと関連して、七日制、つま…
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時間と社会5

 わたしたちは集団で、春に種を蒔き、秋に収穫する生活を暮らしていた のは、つい最近までだろう、その前は、やはり集団で漁撈活動を中心に、 食い、寝る、出し、交わるだけの暮らしの中で、感情が昂ると素直に体 に現わし、エネルギー過剰になれば体を揺さぶったのだろう、それが 大陸の影響を受けて、四季を区切り、暦と文字を作り、月の満ち欠け …
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時間と社会4

 先行する世代が作り出した時間節約運動について記す。  その前に、わたしが見える空間(東西南北、上下、現在・過去・未来、 現象・要素)についての枠組みをメモにする。 ○時間節約とは空間を再配置すること  木製の本立を作るとすると、一人で製材を鋸で切り、ミノを使ったりし、 ニスを塗ったり、乾かしたりして、木枠を填めた…
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時間と社会3

 人間の速度は十月十日(とつきとうか)、二百八十五日、今の世 の特徴は時間節約運動、生まれ育ちは広島県、十八歳の時、夜行 で上京、半日かかった、夜乗って朝着いた、四十三年後の現在 は四時間弱、三倍に節約されたわけだ、大人はこの勢いに、 のまれて、流されている。  その後、労働組合活動を行なったが、組合時間は、いつも二時間遅…
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時間と社会2

 受精卵になると、体に必要なものを十月十日(とつきとおか)集め、 それで母体の高潮期と重ねて、この世に出てくる、これが「わ・た・し」 であり「あ・な・た」である、そしてこの世での成長に必要なものを女は 十三カ月、男は十五カ月かけ集め、女は十八年かけ、男は二十七年 かけ、成長する、みんな自分の力で行なう。  ところがすでに先…
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時間と社会

 けさ、一時頃、下から突き上げ、揺れを大きく感じる地震があり、 四時前には東の空は明るくなった、きょうは少し肌寒いが、晴れ、 きのうは朝から湿(しめ)っぽく、温(ぬく)かった。  さて、このところ体の波の記事を続けている、わたしの場合もそうなんだが、 すでに暮らしている生活があって、その中で、何かの必要で、体の波を掴む、 …
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